どの話にも教訓があり、一話ごとに立ち止まって考えさせられてしまいます。それでいて展開がはやく、一話完結なのでサクサク読める。「イソップ物語」を読むような感覚で楽しめます。

個人的にオススメなエピソードは「医者はどこだ!」。初回からあっと言わされます。
人間とは…？

阪大医学部卒の医師である手塚治による医療漫画。
現在数多くの医療漫画が存在するがその元祖である。
正確な医学知識の下、人間とは生とは死とは医師とは...という問題に取り組んでいる。いろいろと考えさせられる漫画である。
私にとっては小学生のときに読んで以来の愛読書であり、人生を変えた漫画である。
TVアニメ

結構前に、３つＴＶアニメとして
放送されたのがありました。

「医者はどこだ！」
「ときには真珠のように」
「U-18は知っていた」

年代が違うのかどうかわかりませんが、
「医者はどこだ！」のときにピノコが
いましたし、「U-18は知っていた」では、
携帯電話も使っていたので、時代の
流れでちょこっと変えたのかな？
と思いました。

それはさておき、「六等星」の椎竹先生
のようなひとが大勢医者となっていたら
医療ミスはなかっただろうなとおもいます。
なぜ、出世欲のある人が医者になろうと
思うのだろうか、理解に苦しみます。
死ぬために病院に行きたくありません。

それにしても、人間とはなぜ生まれて
きたのだろうかと考えさせられます。
「ときには真珠のように」のときの

本間丈太郎先生の台詞があるならば、
なぜ、医者が存在しているのだろうか？
そして、
「U-18は知っていた」で、医師（Ｕ−１８）
のほうが人間よりも人間らしさを持っている
と思うほど今の人間は病んでいるとしか表現
できないとおもいます。
ブラックジャック先生でも、心までは
手術できないのだろうな。

ここまで考えさせる本はそうざらには

ないとおもいます。

ぜひ、全巻集めたいとおもいます。
そして、ぜひ読んで下さい。
そして、ぜひ考えて下さい。

人間とは何なんだろうか。
今読んでも古くないのが凄いです。

今読んでも古くないのが凄いです。
こんな話が毎週読めたなんて、凄かったんだなあと
あらためて、連載当時を思い出しました。
マンガの課題図書（なんてものがあれば）のひとつです。