現状を笑い飛ばそう、という主旨の本
仕事と育児の狭間で誰もが抱える悩みや苛立ちについて、外国コメディのような切り口でその対処法を述べており、全編通して【いかにも翻訳調】な言い回しがおかしくて、とにかく笑えます。たとえば・・・
子供との価値ある時間とは、の項目で「この言葉は次のように使うのが正しい。『いらっしゃい、ぼうや。二分ほど時間ができたから。さあ、大急ぎで〈価値ある時間〉を過ごしちゃいましょう』これはうそ?ほんと?」
「体重10キロかそこらの泣き虫ぼうずに出世の邪魔はさせないわ」など、他にも働くお母さんが直面しがちな事柄が、翻訳ならではのちょっと大げさな文体で書かれていて、笑えること必須です。
育ちますけど・・・
柴門ふみさんが訳していることもあって、きっと元気が出る本だろうな、と思い、購入しましたが、、、、。 なんていうか、子育て中のワーキングマザーの大変なできごとの羅列が延々と。。。多分言い回しとか文章のリズムとかノリで楽しむ本だと思うんだけど。日本語訳、ハッキリ言って面白くありませんわ。 もう少しスピード感やキレのある文章で訳してほしかった。 日本にまで渡ってくるということは、原著は面白かったんでしょうな。
日本と外国の違い
この本は翻訳なだけあって、外国のワーキングマザー(しかも結構キャリアのある)の立場でかかれています。私のようなフルタイムとはいえ、出世とは縁のない立場での感覚とは微妙にずれているところがありました。もちろん、うなづける部分はいくつもあるのですが、そのあたりを理解した上で読むなら面白く読みやすいと思います
笑い飛ばして元気になれる
ワーキングマザーの負い目を逆手にとって、楽しく笑い飛ばせる本。でも、実際に小さい子を持つワーキングマザーだったら本を読んでいる暇などないはず。この本が本当に必要な人ではなく、子育てのピークが過ぎた元ワーキングマザーしか読まないのではないかと心配。また、本書の何箇所かに出てくる「役割モデル」という言葉は「ロールモデル」と訳してほしかった。
一気に読んで、笑って、楽になった
この本は、ワーキングマザーが、一気に読んで、笑って、楽になるための本です。 でも、読者はワーキングマザー限定。 それ以外の人が読んでも、多分余り面白くない。かく言う私は働く二児の母です。 この本は、通勤電車の中で読んでいたのですが、こみ上げてくる笑いをかみ殺すのが大変でした。 ぶっちゃけ、面白かった。 本書を読み進めていくと、本書に登場するワーキングマザー達の具体的な事例に引き込まれ、うんうんそうだよねぇ、と頷いたり、突然自省の念に駆られたりすること請け合いです。 でも、著者はそんな読者の気持ちをお見通しとばかり、こちらがのめり込んだ途端に、軽いオチをつけてコラムを終わらせてしまいます。 はじめのうちは突然うっちゃられて一々目を回していましたが、最後の方では、著者の仕掛けに合点がいって、笑いながら土俵の真ん中で寝そべっている自分を見つける、という感じでした。 この本の冒頭の言葉を引用します。 「おめでとう! この本を手に取ったあなたは、女性が望むすべてを手に入れた人ですね。 女性が望む--仕事・家庭・子供--をすべて手にしているはずです。 なのに、なぜかあなたは不安を抱えている。違いますか?」 この文章におや、と思ったワーキングマザーは、読んでみて損はないとおもいます。
新潮社
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